黙示録の獣復活
去年7月から続く、しつこい付きまといアクセスへの対策として、先月一カ月間はWebアクセスを国内および主要サーチボットのみ許可し、それ以外の海外アクセスはルーターでDROPする運用を継続した。
DROP数などの推移から終息に向かっていると思われたため、「野良アクセス観測再開!?」の記事にあるように、7月1日より正規サイトへの国内限定制限を解除している。
昨日までの半月間は、例の付きまといアクセスはほぼ終息したように見えていた。
ところが本日、深夜0時から早朝5時頃にかけて、iPhone OS 13_2_3 をまとったTencent経由のスクレーパーが復活していた(笑)
170.106.84.136 (170.106.84.136) - - [16/Jul/2026:00:39:30 +0900] "GET / HTTP/1.1" 200 3807 "-" "Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_2_3 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.3 Mobile/15E148 Safari/604.1"
43.159.148.221 (43.159.148.221) - - [16/Jul/2026:00:48:16 +0900] "GET /wb-selection/ HTTP/1.1" 200 10358 "-" "Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_2_3 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.3 Mobile/15E148 Safari/604.1"
・・・・・
43.130.67.6 (43.130.67.6) - - [16/Jul/2026:04:29:03 +0900] "GET /wb-selection/posts/2020-11-06-082942/ HTTP/1.1" 200 4050 "-" "Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_2_3 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.3 Mobile/15E148 Safari/604.1"
43.157.156.190 (43.157.156.190) - - [16/Jul/2026:04:37:13 +0900] "GET /wb-selection/posts/2021-08-15-073112/ HTTP/1.1" 200 4648 "-" "Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_2_3 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.3 Mobile/15E148 Safari/604.1"
43.157.82.252 (43.157.82.252) - - [16/Jul/2026:04:48:02 +0900] "GET /weblog/posts/2022-03-05-070211/ HTTP/1.1" 301 381 "-" "Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 13_2_3 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.0.3 Mobile/15E148 Safari/604.1"
iPhone OS 13_2_3 というバージョンから、下記の引用にちなみ、このスクレーパーを「黙示録の獣」と呼んでいる。
ヨハネの黙示録 第13章2~3節
わたしが見たこの獣は、豹に似ており、足は熊の足のようで、口は獅子の口のようであった。
竜はこの獣に、自分の力と王座と大きな権威とを与えた。
この獣の頭の一つが傷つけられて、死んだと思われたが、この致命的な傷も治ってしまった。
そこで、全地は驚いてこの獣に服従した。
久しぶりに見た「黙示録の獣」。
一瞬、目を疑ったが、どうやら再契約したのだろうか(笑)
とりあえず、13_2_3 のパターンマッチで、下記へ x.gd 経由で固定転送する設定を復活させた。
● 悪意の感情に基づくつきまとい行為等
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/sodan/madoguchi/dv/follower.html
今年2月に実施した「警視庁」の威力 の記事にある措置を復活させたのである。
このつきまといアクセスはログを見るのも不快なので、UAが iPhone OS 13_2_3 である場合はログ出力しない設定とした。
「黙示録の獣」のアクセス数は x.gd のアクセス解析で確認でき、ある程度楽しめる(笑)
もしこれが、「見えない視線とパラレルな執着」の記事で触れた「都市伝説」のように、元職場関係者による継続的なアクセスであるとすれば、少なくとも以下のような法的・コンプライアンス上の懸念を理解したうえで行われていることになる。
● 個人情報の取り扱いに関する問題点
特に懸念されるのは、業務上取得した個人情報(メールアドレス等)が、個人の動向を監視する目的で利用されている可能性である。
こうした行為が事実であれば、コンプライアンス上極めて不適切であり、法的・企業倫理上も次のような問題を生じる可能性がある。
- 個人情報保護法への抵触(目的外利用の禁止)
企業が取得した個人情報は、あらかじめ特定された利用目的(業務連絡等)の範囲内で取り扱われるべきものである。
これを私的な監視や動向把握に利用した場合、同法の「利用目的による制限」に抵触する可能性がある。
- 内部統制およびガバナンス上の問題
管理権限を私的目的で利用できる状態は、組織としてのガバナンスが十分機能していないことを示唆する。
ITリソースの私的利用や職権乱用は、企業として重大なコンプライアンス上の問題となり得る。
- プライバシー侵害に関する懸念
特定の個人情報を起点として通信環境や行動を継続的に追跡するような行為は、私生活の平穏を脅かすものであり、法的リスクを伴う可能性がある。
もちろん、現時点ではアクセスログだけで発信者を特定できるものではなく、これらはあくまで仮定の話である。
しかし、一年以上にわたり同一の特徴を持つアクセスが断続的に続いていることは事実である。
執拗な付きまといが相手にとってどのような意味を持つのか。
そして、それを暴力だと認識しているのか。
その心理状態には非常に興味がある。